月とキャベツ

特になにもない日々。
輝かない日々。
輝かなければ、バカになれ。
輝かなければ、髪を切れ。


髪を切りに行った。


久しぶりに敗北した。
完敗、といってもいいかもしれない。
ソイツはいつもお笑い芸人の話をし、アホみたいに真剣にバカ話をするようなコだった。


「いやーロマンティックだーツヅクさんらしいわー(笑)」


髪を切りながら、オレのナイストークにそんな半笑いの返しをするコだった。
わかってないなぁ。
ロマンティックってのはね、自分へのご褒美なの。
この荒んだ現代社会、心へ与える栄養なのよ。
しかも、自給自足でエコロジーでもあるわけなのさ。
オレは言いたい。
なぜ、ロマンティックを、求めないのか。
なぜ、ロマンティックを、求めないのか。


なぜー
ロマテッィクをー
もとめないのかー


足りてねぇ、足りてねぇよ、ロマンティック成分。
この美容室の女子全般に足りてない。
だから、オレはいつも足してやってるつもりだったのだ。


でも、そんなオレをいつもばかにしていたのだろう・・・。
この口だけロマンティストが!みたいなことになっていたのだろう。


それは、なにか。
月とキャベツという映画を知っていますか。
こんなん。



短いので補足。


月とキャベツ
月キャベ栃窪分校訪問 廃校にいってみました!


ここで、結婚式を挙げたそうな。
なんという獰猛な乙女心を隠し持っていたというのか。
あんな、アホみたいに真剣にバカ話ばっかりしてたくせに。
こんなアホみたいに真剣なロマンティックを行えるなんて。
手作りで?
仲間たちがいて?
こんなステキな自然の中で?
完敗だ。
完敗だよ。


オマエが、ナンバーワンだ。


これに勝つにはここで大声で叫ぶしかないのか。
浜町 Google マップ


「セナー!」
「ミナミー!」


が、シャイボーイそんなことできない。
できないから、帰ってモテキでも読もう。


イブニングの「モテキ」は革命的なマンガかもしれない


そして、勝手に追い込まれよう。
めでたい話なのに、暗く終わってみる。
ざまーみろ。


おしあわせに。