■てきについて

敵について
著作:茨木のり子


私の敵はどこにいるの?
君の敵はそれです
君の敵はあれです
君の敵はまちがいなくこれです
ぼくら皆の敵はあなたの敵でもあるのです


ああその答のさわやかさ 明確さ
あなたはまだわからないのですか
あなたはまだ本当の生活者じゃない
あなたは見れども見えずの口ですよ
あるいはそうかもしれない 
敵は…
敵は昔のように鎧かぶとで一騎おどり出てくるものじゃない
現代では計算尺や高等数学やデータを駆使して算出されるものなのです
でもなんだかその敵はわたしをふるいたたせない
組み付いたらまたただのオトリだったりして
味方だったりして…そんな心配が


なまけもの
なまけもの
君は生涯敵に会えない
君は生涯生きることがない


いいえ 私は探しているの 私の敵を
敵は探すものじゃない
ひしひしとぼくらを取りかこんでいるもの


いいえ 私は待っているの 私の敵を
敵は待つものじゃない
日々に僕らを侵すもの


いいえ 邂逅の瞬間がある!
私の爪も歯も耳も手足も髪も逆立って
敵!と叫ぶことのできる
私の敵!と叫ぶことのできる


ひとつの出会いがきっと ある。


茨木のり子さんはいいかもしれない。
よく知らないけど。
まー忘念のザムドで使われてたからですけど。
中田英寿の詩とかもあったりした。


で、今年は広島と名古屋がやると思います。
理由は特にない。
川口さんが大量失点期間に入ったっぽいなぁ。