■ 全日本空手道選手権

押忍。
知り合いが出るというので、全日本空手道選手権大会を見に行ってきました。
極真ですので、グローブなしのマジグーパンチです。
押忍。


いやーやばいでス。
腹筋が6こに割れてるのは当たり前。
あ、あの子Fカップぐらいあんじゃないのー。
いやーん。
みたいな男子が山盛りです。
もちろん挨拶は押忍。
マッチョってなんだろう。


それより、空手ってものの特異性というかなんというか。
190cm110kgとかがやっぱりいた。
169cm75kgとかもいる。
178cm89kgとかもいた。
でも、さっぱりデブには見えない。
むしろ細身に見える。
おかしい。
筋肉ってなんだろう。


そして、また。
170cm45歳とかがいたり。
150cm16歳女子がいたり。
無差別級なのに、その人たちが勝ったりするから空手ってのは懐が深いなぁ、と。
この会場の中で一番弱いのは、オレかもしれない。


そして、僕の知り合いは一回戦、当然のごとく全国クラスの人とあたって勝った。
そんで、二回戦の世界クラスの人に負けていた。
勝った人の三回戦は失神KOとかだったから、ケガがなくてよかった。
最後の30秒くらい、レバーブロー打たれまくりの彼が、挨拶に来た。


「いやー、終わっちゃいましたよー」


普通だ。
すごく普通だ。
あんなでかい人間のマジパンチをなんで耐えられんのかと思う。
オレなんてNGIの80kgのパンチでさえたまに泣きたくなるのになぁ。
なんというか、僕らなんかの及ばない世界を見ているような透徹した雰囲気。
武道ってのはすげぇなぁ。

で。

この人、今日現在、日本で50番くらいに空手が強い人だと思うと、震えがきた。


どうすか、来年は?


「たぶん、出るんじゃないですかねぇ」


また応援に行きます。
マジかっけぇ!