■ひゃくはち。

尺八。
ぶおー。
エロス。


日曜の朝に「ひゃくはち」という映画の紹介を見た。
たぶん、これは予告編が一番面白いパターンの映画だ。
でも、「補欠の話」というモチーフだけで13秒で泣けた。
報われないのに戦い続けられるってのは、この世で最も尊敬できるもののひとつだと思う。


先にはなんもねぇ。
プロになるわけでもないし、ソレ関係の将来があるわけでもない。
やりたいゲームもいるし、気になる女子もいりゃあ、なんだったら帰って寝たいっスよ。
バイトでもして服買うか、受験勉強してた方が意味があるわなー。


でも、放課後にはブカツに出てる。


ブカツ。
そこに全てあった。
プライド、優越感、怠惰、言い訳、飢餓感、反骨心。
今はなくしたものがいっぱいあった。
もしくは、いまだになくならないもの。
あんなにムダだったのに、オレの人格のコアに確実になってしまったそれらは、いいのかわるいのか。


いいよね。
いいよね、体育会系。



あと、谷亮子もいいよね。
ブサイクだけど、いいよね。
試合を見たけど、アイツはたぶんイチローに匹敵するくらいすごい。
だってもうやめたってだれも文句言わないのに、やるんだ。
負けてもさー淡々と、キビキビとそれを受け入れるのは侍だ。
一時の勝敗で左右されるような生き方じゃないんだろうなぁ。
アイツはマジですごい。
ブサイクだけど。


やっぱ、スポーツはすげぇなぁ。