■ み つ を
この無駄によく回る頭は考えることしかできない。
なんて無能さだ。
頭がいいんじゃない。
頭で考えることしかできないだけだ。
部分的に完璧に間違っている事柄に関して指摘することは意味があるだろうか?
大局や、最終的な結論を別途言い渡す余地を残しているのに?
おそらくは、確信的な無自覚をもって。
そもそも完璧に間違っているなどありえない。
全てが主観からしか始まれない今の現実では、完璧に間違うことさえできない。
所詮、だれもが曖昧に不完全なのだ。
ならば、
余計なことは言わないように。
余計なことは考えないように。
例えば、見破りやすいように撒いた種の真実など。
これはとても悲しくて滑稽な話だ。
見限られ規定され、見下され見くびられた末の話だ。
それでも、もう一歩先か奥にあるものに、感じてはもらえないこの苦痛。
私にとっては精神的な生き死にの問題でもあるのに、他人にとっては意味がない。
誰も考えようという気にすらならない。
意味がないから。
それはどこまでも意味がないから。
絶望的なこのギャップ。
差を埋めようという気にすらならない。
無理だから。
どうあがいても無理だから。
じゃあ、それで、いいじゃない。
つたわらなくて、いいじゃない。
だって、意味がないんだもの。
そんな諦めの覚悟を誰かが話してた、なんて。
諦めたのです。
見下されることが仕事です。
だって、敬意なんてどこにもないんだ。
ないんです。
あきらめりゃいいのに。
そんなものはこの世にはありえないのですから。
絶望と、倦怠。
死にたくなるのは、一つとして叶えきれないだろうたくさんの希望。
そう、世界は
うんこちんちん。
ちんちんうんこ。
みつを