ジブンニッキ

「オマエはブログに自分のこと書かねぇよなぁ」と言われた。
ブログは誰かに見られることが前提なのでなるべく自分以外のことが書いてあるほうが面白いかなぁと
思ってたからこりゃ意外。
自分日記はそれこそ日記帳に書けよって思うのだが。


ためしに自分のことだけ書いてみよう。


9時ごろチャイムがアホほど鳴る。
うるさい。
ころす。
という思考のままドアを開けるとタナカさんがまぶしいほどの笑顔とテンション。
うるさい。
ころす。
色々怒られるが、眠いので頭には入らない。
前日のフジタとのミーティングが原因なのにフジタは元気だ。
きもちわるい。


適当に準備して出発。
暑い。
日差しが焼けるようだ。
しかし、初夏に走らせるバイクは気持ちが良い。
自作の「バイクに乗って死にたくない」という曲を口ずさみながら大井町に到着。


軽いアップの後試合開始。
内容は惨憺たるもので思い出したくもない。
半歩ずれるディフェンス。
最後尾からのファーストパスをカットされ連続失点。
得点チャンスでのトラップミス。
GK時の無知で無謀なスローイング。
士気という点でこれほどマイナスなプレーヤーもいないだろう。
「なんでオレサッカーやってんだろう」と考えずにはいられないプレーの数々に少し泣きたくなる。
オレはホントになにがしたいんだろうか。
自分への怒りと存在価値の希薄さに思考停止を余儀なくされる。
事故憐憫のない客観視は貴重なものだ、というある小説の一説が繰り返し頭に浮かんだ。
もちろん楽しいこと、良いこともあるにはあったのだが、他人には理解されず、何より意味のないことなので口の端にも乗せられない。


試合終了。
ツダに水風船を頭からかけられる。
そんなにオレのプレーが気に入らなかったのか。
作り笑いを浮かべロッカーで涙する。
ひとしきり泣いた後、外に。
太陽が眩しい。
なぜオレはサッカーをするのだろうか。
水風船ではしゃぐみんなを見ながらそんなことをふと思った。


と、楽しい休日を陰鬱な一日に書き換えることも可能です。


まーサッカーに関して言えば、最近勘違いをしていたかもしれない。
「フツー」にディフェンスすれば止められるとか思っていたのかもしれない。
こんなにできないこちゃんなのに。


フツーはだめだ。
もっとギリギリでなければ。